高松山観音寺の御本尊・秘仏、境内のご案内となります。
中央が阿弥陀如来で、極楽浄土の教主であり、亡くなった方を極楽に導いてくれる仏様です。脇侍は、左が観音菩薩で、右が勢至菩薩です。観音菩薩は阿弥陀如来の「慈悲」をあらわし、勢至菩薩は「知恵」をあらわしています。
平安時代末期の仏様で秘仏。文覚上人がこの不動明王を背負い観音寺を訪れ、信仰したといわれている不動明王と二童子です。定期的に御開帳されることはなく、特別な場合のみ御開帳されます 。
鎌倉時代の仏様で通常60年に一度御開帳される秘仏です。 大日如来は、世界の創造神とされており、密教の世界で一番格の高い仏様です。元々は奥の院(現在の高松神社)の御本尊だったのですが、神仏分離令により高松山観音寺の本堂に移されて安置されています。
3・11の東日本大震災一周忌物故者慰霊大法要にあたり、天台宗叡山講福聚協会の総本部講師、助講師の皆様方が物故者の慰霊と福島の復興を祈念して御奉納された仏様です。上記の法要の際に第256世天台座主半田孝淳猊下より御開眼供養を受けました。特別な場合のみ御開帳される秘仏です。
薬師如来を中心として、脇侍に毘沙門天王、不動明王が安置されています。三尊いずれも秘仏で、この三尊の周りを十二神将が守っています。いずれの仏様も室町初期の仏様で、三尊いずれも秘仏です。薬師如来と不動明王の定期的な御開帳は行っておらず、毘沙門天王が12年に一度、寅年の初寅祭で御開帳されます。
高松山観音寺は大同2年(807年)徳一大師が薬師如来を刻み安置し開山したもので、高松山の山頂には月山、羽山、羽黒の三大権現を勧請し、観音寺はその別当として両部神習を行いました。
本堂は天宝5年(1834年)江戸時代末期に再建された建物です。明治維新の神仏混合禁止により山頂には村社を建て権現本尊を観音寺に移し、別殿に安置、観音寺の中心となる建物です。堂内には、本尊阿弥陀如来、脇仏・観世音菩薩、勢至菩薩、汗かき不動、秘仏高松大権現(大日如来)、不動明王、馬頭観音、十八羅漢等が安置されています。
慈母観音菩薩は、母が子を想うように、どこまでも深く大きい慈愛の心を表わした菩薩像です。やさしいお母さんのように慈愛に満ちたお顔で悩みを聞き、苦しみから救ってくれます。
江戸時代の石仏です。安産や子供を守ってくれる観音様です。祈願した枕を借りていくと安産に出産するといわれています。
子供の守り本尊、子供の健やかな成長を見守る子守地蔵尊が安置されております。
西国三十三観音霊場の石碑と各霊場で受けたお砂が踏石の中に納められています。西国の三十三の観音様と縁を結ぶことが出来ます。
鎌倉時代末期の五輪塔で、高松山を開基された徳一大師のお墓です。(このお墓には分骨されたお骨が安置されていま)。徳一大師は奈良仏教を代表する学僧でしたが、東国に布教の旅に出て、関東の筑波山や高松山を開基し、恵日寺で生涯を終えられました。(徳一大師は東北全域の教化に一大影響力を持ったといわれています)
文禄四年( 1595年)安土桃山時代建立され、高松山では一番古い建物です。堂内には、本尊・薬師如来(秘仏)、脇仏・毘沙門天王、不動明王(いずれも秘仏)、その周りに十二神将安置されています。旧正月の初寅に執行される初寅祭には各地から信者がつめかけ、全山賑わいをみせます。
文覚上人は平安時代末期から鎌倉時代初期の僧侶です。神護寺、東寺、東大寺等、各地の寺院を勧請し、復興した名僧です。当山に永く滞在し、本尊不動明王を当山に紀り興隆につとめました。
平和観音は、世界平和を祈り造られました。観音寺境内の洞窟の中に安置されています。
私達の長い人生においては、
病気や事故、天災等の災いに見舞われることや、
受験や就職、引っ越しや結婚・出産など、
人生の節目となる時期を迎える時があります。
新しいスタートの始まりや、
あなたが決断し行動する力が欲しいとき
生き方について悩む時、
仏様のご加護を受けて
自分一人ではなく、
大きな存在に見守られていると、
感じられたらどうでしょうか?
それは、あなたが自分らしく、
人生を歩んでいける力になると思うのです。
人生をより良い方向へとお導き頂けるよう、
あなたと仏様とのご縁を御結び致します。
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